通風口・ハニカムの遮断導波管シールド
通風口やハニカムの開口の大きさと深さから、遮断周波数と遮断導波管(waveguide below cutoff)によるシールド効果を計算します。
計算例
入力: 周波数 1000 MHz, 開口の形状 長方形(最長辺), 開口寸法 w(最長辺または直径) 5 mm, 開口の深さ(管の長さ)t 10 mm
結果: カットオフ周波数 f_c 29979.2 MHz, 開口1つのシールド効果(吸収項) 54.5447 dB, 深さ / 寸法 (t/w) 2
結果: カットオフ周波数 f_c 29979.2 MHz, 開口1つのシールド効果(吸収項) 54.5447 dB, 深さ / 寸法 (t/w) 2
計算式
長方形: SE ≈ 27.3 · (t/w) · √(1 − (f/f_c)²), f_c = c/(2w)
円形: SE ≈ 32.0 · (t/d) · √(1 − (f/f_c)²), f_c = 1.841c/(πd)
f ≥ f_c ではこの式は適用できません(SE ≈ 0 dB と表示)
解説
深さのある開口は、遮断周波数より下では導波管のように信号を減衰させます。長方形は f_c = c/(2w)、SE ≈ 27.3·(t/w)·√(1 − (f/f_c)²)、円形は f_c = 1.841c/(πd)、SE ≈ 32.0·(t/d)·√(1 − (f/f_c)²) です。深さを寸法の 2 倍にし、周波数が f_c より十分低ければ、長方形で約 55 dB が得られます。例(5 mm の長方形、深さ 10 mm、1 GHz)では f_c は約 29.98 GHz、SE は約 54.5 dB です。
実務のヒントこの値は開口1つの吸収項だけで、入口での反射損失は含みません。開口が多いと全体の漏れは増え、板が薄い(t/w が小さい)と効果はほとんどないため、深さを確保するにはハニカムフィルタやチューブ状にしてください。式は f が f_c より十分低いときに正確です。スロット状の隙間には開口シールド計算機を使ってください。
関連する計算ツール
計算結果と要約は参考情報です。認証や試験成績書には、最新の規格原文と校正済み機器の値を使用してください。 最終更新: 2026-10-10